スタッフ日記 5

[miyamoto]

前回のシャンプーのはなしから約3ヶ月・・・

ダメージ改善・修復のトリートメントのはなし。 をさせて頂きたいと思います。(サロン トリートメントを中心に話します。)

以前のシャンプー&トリートメントでもお話した内容と重複する部分も多々あると思いますので、初めてお読みになる方は過去のSTAFF日記4を見ていただけたら解りやすいとおもいます。トリートメントの話の前に髪がどうして痛んでしまうのかを説明します。



日常生活でおきるダメージの原因

摩擦 
  物質的刺激(正しくないブラッシングなど)キューティクルは摩擦に弱いため、もつれている髪を無理にほぐしたりすると、枝毛・切れ毛の原因になります。髪が濡れている状態では毛髪内に水分が入り込んでいて、キューティクルが多少ういている状態になっている為、濡れいる状態で無理やりブラッシングはかなり危険です。

 
  髪は熱に弱く、ドライヤー・アイロン・ホットカーラーなどもダメージの原因になりやすい。ドライヤーは10cm以上離し、手早く乾かす。アイロン・ホットカーラーは髪が濡れている状態で使用しない。

紫外線 
  濡れた髪で紫外線を長くあびると、髪がもろくなり切れやすくなってしまう。

乾燥 
  暖房や冷房による乾燥、髪の水分が失われキューティクルがはがれやすい状態になる。

栄養不足・ストレス 
  食事のとり方、ストレスに気をつけないと髪に栄養分がゆき届かなくなる。細くなったり、抜け毛の原因になります。睡眠不足も肌だけでなく、髪にも悪い影響を与えてしまう為、規則正しい生活がなによりも大事です。



サロンでうけるダメージ

カット不良
  切れないハサミでのカット。間違った方法によるスライドカットやレザーカット。

パーマ施術不良
  薬剤選定のミス。オーバータイムにより過剰に薬剤反応を起こしてしまうことによって起きてしまうタンパク質の流失。パーマ施術後にする後処理剤の施術不良(PHコントロール・キューティクル保護・形成など)。

過度なブリーチ&ヘアカラー
  表面のキューティクルだけでなく内部からの毛髪構造が破壊される(過度なパーマも同じことが言える)。構造が破壊される為、タンパク質や脂質の流失が起き、毛髪内部に空洞が出来てしまい艶がなくなり、パサつき・ゴワつきなどの症状になる。カラー施術後にする後処理剤の施術不良(PHコントロール・キューティクル保護・形成など)。

 サロンで受けてしまうダメージに関しては、各サロンでの薬剤の選定・認識に違いがある為、良くも悪くもそのお店々により個性という形でダメージレベルに差がでる・出来上がりに差でるという結果になります。当店のコンセプトはもちろんダメージレスにかなりチカラを入れております。

と、以上がダメージしてしまう原因の説明です。



トリートメントのはなし

  簡単に、上記で説明した事によるダメージを求めたい状態・質感に改善・修復していく事がサロントリートメントです。髪や爪は死活細胞といいまして、一度傷ついたり、痛んだりしてしまうと自己修復ができないのです。その為ハイダメージな髪にはトリートメントが必要になってくるのです。

 市販品でももちろんトリートメントがありますが、やはりいい成分濃度(市販品とサロン商品の違いは過去のSTAFF日記4を参考にして下さい。)の違いや、プロによるダメージ診断によって選択されたトリートメントのほうが格段に効果が高いです。

トリートメントの成分

ケラチン
  ケラチン タンパク質ともいいます。硬タンパク質の一つで、毛髪、つめ、皮膚などの構造タンパク質(生体内で構造・形態などを形成・保持するタンパク質)の総称で角質ともいいます。毛髪の約80%を占める代表成分です。当店は人間の毛髪に類似した動物の毛(羊)から抽出した物を使用してます。自然界のものが一番です。

コラーゲン
  コラーゲン タンパク質ともいいます。化粧品でもおなじみのコラーゲンですが、もともとある潤いがダメージ毛には効果的です。毛髪水分量は約12%です。当店は人間の毛髪に類似した動物の皮(豚)から抽出した物を使用してます。やはり自然界のものが一番です。同じ保湿成分としてヒアルロン酸もありますが、成分的に水分を抱え込むチカラは優れていますが、ヒアルロン酸単体で考えた場合は潤い効果があまり無いので、髪の場合はコラーゲンのほうが個人的には有効だと思います。

セラミド
  セラミドとは角質層の細胞と細胞の間にある細胞間脂質のことです。セラミドは細胞間脂質という脂質の40〜65%を占めています。(毛髪脂質は毛髪全体の約5%です。)セラミドは水に対して不溶性(溶けない)であり、水分の保持と髪や肌の保護のための理想的なブロックで髪・肌バリアを築いています。セラミドも種類が沢山ありますが、セレブロシド・ウマスフィンゴ脂質がおすすめです。(動物(馬)から抽出したセラミドです。)

セラミドには3タイプあり
・天然(通称:ビオセラミド)セレブロシド・ウマスフィンゴ脂質

・合成形(通称:天然型)セラミド1、セラミド2などセラミドの後に数字が付くもの

・擬似形(通称:セラミド類事態)ナノセラミドなど

天然型のセラミドも良いですが、天然型とは合成のものです。この表現は天然だと思ってしまうのでどうかと思いますが・・・。
※合成だから悪いというわけではありません。

天然セラミド(セレブロシド・ウマスフィンゴ脂質)は数種類の活性型セラミドの混合形であり、原料価格が高価です。 合成形(通称・天然型と呼ばれています。セラミド1、セラミド2など)よりも浸透性、親和性に優れ肌に使用した場合にはバリア機能を高める効果があるといわれています。

化粧品にも同じ事が言えますが、高価な原料なので、安い物は天然セラミドを使用している可能性は低いです。天然セラミドの成分表示名はセレブロシド・ウマスフィンゴ脂質です。

セレブロシド・ウマスフィンゴ脂質は名前が違いますが同じものです。ウマスフィンゴ脂質だとイメージが良くないのでセレブロシドと呼び名を変えたりします(笑)。


 細かすぎる成分説明ですと難しくなるので簡単に、以上、上記3点にしておきます。ですが上記3点の成分だけでも毛髪の90%以上成分を占めていますのでトリートメントをしていくうえで上記3点が主役になります。(注意・・・成分に関しては、もっともっと種類がいっぱいあります。)


トリートメントの工程

各メーカー・各サロンによっていろいろな種類・やり方がありますが、大体は以下の工程になってます。

 シャンプー⇒ドライ⇒トリートメント 1⇒トリートメント 2⇒トリートメント 3⇒お流しの順序です。

 トリートメント 1・2・3とありますが、当店では分子量の小さいものから大きい順に塗布します。分子量の大きいものからですとあまり意味がないのです。内容成分は各メーカー・各サロンそれぞれです。工程も求める質感・ダメージレベルにあわせて行う為、場合によっては5・6工程のときもあります。


最後に・・・

 トリートメントの工程の説明が一番簡単になってしまいましたが、簡単にダメージ毛は毛髪自体に空洞があり、その部分に有効成分を入れ改善・修復することがトリートメントです。ホームケア トリートメントも充実してますが、やはり最上級なものは、一度サロンでお試しくださいませ。

 僕、個人で思うことですが、理想はトリートメントをしなくてもいい状態です。その為には僕らプロがお客様に対して痛ませないパーマ施術・カラー施術・スタイル提案をすることが重要だとおもいます。結果、痛ませてしまうのは僕らプロの責任です。プロならお客様がいつでもスタイルチェンジが出来るように責任をもって担当させていただくべきだとおもいます。 

 美容業界を敵にまわす発言をするかもしれませんが、トリートメントをよく勧めるサロン・スタイリストは自分たちが傷ませたのにも関わらず、痛んでいるからトリートメントどうですか?っておかしくないですか?毎回通っているサロンならもっとたちが悪いです。完全に自分たちの勉強不足です!!!・・・。これ以上は発言しないようにします。
 
 と、ならないよう・言われないようこれからも勉強に励みたいとおもいます。


 次回のプロっぽいはなしはまだ考え中ですので、お楽しみに・・・・ミヤモト