スタッフ日記 4

[miyamoto]
H21/8/30

ホームページを開設して早5年くらい。。初めてプロっぽい話をしたいとおもいます・・・・

シャンプーのはなし!!

 皆さん世の中に色々な種類のシャンプー&トリートメントがありますが、実際に本当にいいものか?自分に合っているか?自分の求めている物なのか?って思いつつ使っている方が大半だと思います。僕自身も今の仕事でなければよく解らないまま色々な物を使っていたでしょう。

今回は髪の質感についてのシャンプーの話にしたいと思います。地肌、頭皮のシャンプーの話は、育毛とかなり深く関係しているので興味のある方は、サロンでそのつどお伝えしたいと思います。

それではシャンプーの説明です。大きく分けてその種類について説明します。

1、石油系界面活性剤
2、アルコール系界面活性剤
3、アミノ酸系界面活性剤
4、糖質系界面活性剤
     の4種類です。

上から順に(1〜4の順で)洗浄力が一般的に高めです。洗浄力が高いということは、ダメージ毛であるほど髪がきしみやすいです。あくまでも一般論です。解りやすく例を出してみます。

1、石油系界面活性剤
一般的な石鹸・台所用洗剤です。台所用の洗剤を例にしてみまして、食器の油汚れを落とすためにかなり強力です。時期を問わず手荒れに悩む方は多いようです。これがシャンプーだったら大変ですごくギシギシです。・・・ですが石油系のシャンプーは現在のところあまり無いようです。昔は結構あったのですが、最近はほとんど見ません。

2、アルコール系界面活性剤
石油系よりも洗浄力はだいぶマイルドですが、ダメージ毛に対してはやっぱりきしみますのであまりお勧め出来ません。約20年くらい前のヘアカラーを今ほどあまりされてない時期はシャンプー界(一般市場)の中心的存在でした。現在(理・美容室)では頭皮の油分を取り除くなどの洗浄力を必要とするシャンプーとして活躍しています。一般市場のシャンプーでもよく目にします。
*(頭皮のためのシャンプーがすべてアルコール系ではないです。むしろ最近では、ライムやミントなどの天然洗浄成分で汚れを落とすものが主流になってきています。)

3、アミノ酸系界面活性剤
今現在で理・美容室のほぼ100%に近いくらいの割合がアミノ酸系のシャンプーです。一般市場のシャンプーでもだいぶ増えてきています…。そもそもアミノ酸とは???

毛髪の80%がタンパク質です。そのタンパク質を構成する物質が実はアミノ酸です。毛髪内のアミノ酸だけでも20種類以上のアミノ酸で構成されています。さまざまなアミノ酸がありアミノ酸系のシャンプーと一言にいっても成分によっては、ハリ・コシをだすものから、やわらかさ・弾力をだすもの、毛髪内部の保湿をメインにしたものや、潤いやツヤに重点を置いたものとさまざまです。なので自分にあった質感や求める質感など見極めが必要です。

 話が若干それますが、安いシャンプーから高い物まで、いろいろ種類があり、一般市場の商品より美容室のシャンプーが高いと皆さんは思っておられるとおもいます。実は理由があります。
まずは、一般商品とサロン専売品の違いの理由は簡単に!!

・髪にいい成分(アミノ酸濃度)の割合が一般商品とサロン商品では全然ちがいます。
その為どうしてもコストが高めになってしまいます。
*(アミノ酸系のシャンプーだけではなく、スタイリング剤、カラー剤などのすべての一般商品に対しても同じことが言えます。)

アミノ酸=もともとある髪の成分なので洗い上がりもやさしく、一般商品のものでも洗浄と補うを同時進行でできる商品もあるようです。やはりいい物はサロン商品でも一般商品でも料金は高めになってしまいます。


4、糖質系界面活性剤
いまのところ、僕自身が知る限り最高級の成分を誇るシャンプーです。日本では、メーカーさんのお話を聞くところ完全糖質系シャンプーとして販売しているのは、3社のみとのことです。希少であり高価でもあります。アミノ酸系シャンプー(サロン商品)と値段の比較をしても約5倍くらいお値段が高めの為、当店でも取り扱ってはいますが、状況に応じて使用制限しております・・・すいません。一般商品としましては、まったく出回っていないのが現状です。

糖質系シャンプーとは???
すごく簡単に説明すると、活性化させるエネルギーを持つシャンプーです。
活性化?エネルギー?むずかしい説明になりますが、読んで頂けたら幸いです。上記のアミノ酸系シャンプーの部分でもいいましたが、毛髪内のアミノ酸は20種類以上です。そのアミノ酸に効果的に働きかけて、かつ自己修復力を高めます。髪や爪などは死活細胞といいまして、一度傷ついたり、痛んだものは実は自己修復力はないのです。しかし外部から補ったり、刺激することにより、100%ではないのですが、格段によくなります。外部から補ったアミノ酸(トリートメント)は単体では長く維持・活動が出来ないためにアミノ酸のゴハンの役割を果たすのが糖質ということになります。もともとあるアミノ酸や外部から補ったアミノ酸のどちらにも有効に働きかけてくれるのでとてもすばらしいシャンプーと言えるのです。理想でいうと痛んでいない髪では、トリートメントの量の激減し、パーマやカラーに対してもとてもきれいな仕上がりになるので、日々のケアとしてシャンプーの重要性はかなりあるとおもいます。

現在では希少で高価な成分のシャンプーですが、もっともっと流通するように当店含めメーカーさんも頑張って欲しいです。


トリートメントのはなし!!


トリートメントと一言にいってもさまざまの種類がありますので、ここでは通常にシャンプーの後に使う物の説明をします。

まずは、リンス・トリートメント・コンディショナーの違いから・・・

1、リンス
髪の表面のキューティクルをコートするものです。非常に即効性がある反面、あくまでコートなので次回のシャンプー時には洗い流されてなくなってしまいます。ダメージ毛でお悩みの方には物足りない感があります。
 しかし、最近のものはシリコン系の商品が非常に多く、手触り感ではかなりよくなったと勘違いをしてしまうことがよくあります。じつはシリコンとはコーティング力が有りすぎる反面、使い続けることによって蓄積してしまうのが欠点で、個人的にはパーマやカラーなどの施術の妨げになりあまり好きでない成分です。

2、トリートメント
リンス(成分違いは措いておいて)はコートでしたが、トリートメントとは髪の内部に浸透し、補うものです。シャンプーの説明でもしましたが、ここでもアミノ酸がでてきます。簡単に

ダメージ毛⇒タンパク質(アミノ酸)の少ない又は無い状態⇒トリートメントでタンパク質を浸透・補う⇒ダメージ毛の改善。

が、通常のホームケア トリートメントの流れです。軽度のダメージから重度のダメージまでの毛髪内部の補修に対応しているため、現在ではリンスよりもトリートメントを使用している方が圧倒的に多いです。

一般商品とサロン商品の違いは、シャンプーでも説明した通りになります。上記の文を参考にしてください。トリートメント成分(アミノ酸)も内容により求める質感がだいぶ変わりますので、合わないものを使用すると、重くなりすぎたり、ベタつきになったりしますので、シャンプー同様に自分にあったものの見極めが必要です。

3、コンディショナー
名前の通りコンディションを整えておくためのものです。最近ではインバスタイプ(お風呂の中で使うタイプ)・アウトバスタイプ(お風呂の外で使うタイプ)と2種類あります。コンディショナーの目的は、トリートメントによって毛髪内に入った髪にいい成分をしっかり閉じ込めてしまうことです。閉じ込める?=コーティング(コート)=リンスと一緒では?と思われがちですが、目的が全然違います。

コンディショナーはいい成分を入れた後(トリートメント後)、閉じ込める。

リンスは、表面のコートのみです。
(トリートメント後にリンスではコンディショナーにはなりません!!。ダメージ毛に合わせて目的にあった成分を補い、その成分にあわせて荒れたキューティクルを補修しコートすることがコンディショナー=コンディションを整えるです。)

というように、目的が全然違います。最近ではインバスタイプよりも、手軽に使える洗い流さないトリートメント(アウトバスタイプ)を皆様はよく使っていると思います。コンディショナーをしている感覚がなくても実は洗い流さないトリートメントはコンディショナーだったのです。(目的に合っていない洗い流さないトリートメントはコンディショナーではありませんので注意!!)





お勧めシャンプー&トリートメント

PHCコラーゲンシャンプー

パサパサした髪がみるみる潤う!
きめ細かい泡立ちのシャンプー。


・髪をやさしく洗う、コラーゲンとアミノ酸系の洗浄剤を使ったシャンプー。
・グリコシルトレハロースが髪に水分を蓄積。潤いのある質感を演出。

PHCセラミドトリートメント

べたつかずに毛先までしっとり!
カラーダメージケアに最適な仕上がり感。



・CMC修復効果のある、セラミドを配合したトリートメント。

・シルククロスポリマーが、ヘアカラーの色味をしっかりキープ。


今回はシャンプー&トリートメントのはなしでしたが、次回は本格的なダメージ修復・改善のトリートメントのはなしをしたいと思います。

最後に今回、初めてプロっぽい美容話をしましたが、実はお客様の要望でした。今後もさまざまな皆様の声を反映させたいと思いますのでどんどんご意見・ご希望をお待ちしています。

プロっぽいはなしのきっかけを与えてくれた佐○木 恵○○さんと多くのも皆さんこれからもよろしくです。